今こそ福島原発周辺を『真・原子力ムラ』に変える時なのでは?
ほんのちょっと前まで【TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)】に
反対を訴えてる人を少なからず見かけましたよね…?
しかして現実は、その要望通りに新しく就いたアメリカ大統領が
ものの見事にぶち壊してくれました。
それならばその少なくなかった【TPP】反対派は、
この出来事に快哉の声を上げ、喝采を乾杯をすればいいのに
どういった訳かおとなしい…というか、だんまりのまま…。
ま、さもありなん…
安倍政権肝いりであった【TPP】潰しには成功したけれど、
その結果、アメリカの赤鬼大統領が日米での二国間貿易を進め、
それが日本の農家や労働者にとって不平等…じゃないですね…、
現状と比べ、不利益で不愉快なものになってしまったら、
「【TPP】反対してた奴、出て来いや~~!!」
ってことになって反対派への逆風が吹きすさぶこと必至。
そんな、その時々の時勢や風向きによって
自分たちの声のボリュームや
ボルテージを変える卑怯者ばかり…。
その最たるものが、福島原発関連で騒いでた連中ですよね…。
最近になってまた「一分弱で死に至らしめる」ような、
とんでもない放射性物質が見つかったりして、
それなのにまぁ、騒がないこと…、盛り上げないこと…。
国政選挙のみならず、お門違い的な地方選挙であっても
必ず「反原発」をからめてきた政治家やマスコミは、
いったい何をやってるんですかね…。
とりわけ「反原発」で飯を食ってる感のあった、
「山本"反原発"太郎」議員なんてまったくの存在感なし…。
「つるむ価値なし」と判断されてからは、
当然、あのバカみたいな党名から名前を消され、
マスコミからも「映す価値なし」なランクに落とされてるようで。
おそらくここらあたりの実情は、
あの「福島出身の生徒に対してのいじめ」が
色濃く反映してるんだろうなって察しできますね。
福島県から来たってことだけで、
同級生はおろか、教師からも理不尽ないじめや差別を受け、
とんでない額のカツアゲをくらったにも関わらず、
教育委員会から「自発的におごっていただけ」なんて言われる…。
これが普通っていうと語弊があるけど、
福島以外の被災地からやってきたってだけのなら、
こんな仕打ちはおそらくなかったでしょう。
ただ、福島から…。
あの原発事故のあった福島から来たってことで、
こういう不条理ないじめにあうという不遇、不幸。
いじめってのは日本社会の闇というか、
どうしようない悪意というものが
根底にあるのは確かなんでしょうが、
それでもそれを助長したっていうか、
つけこませた間接的ないじめの共犯者が居ることは
みなさんうすうすお気づきのことでしょう…。
そう、ヒステリックでエキセントリックで
しかも非科学極まりない妄言を叫んでは
『福島県』を狂ったように貶めていた奴らです。
鼻血を出してる人ばかりだったと言ったり、
原発付近の土を勝手に「汚染土」とレッテル貼りし、
その土が運ばれた所で頭が痛くなる人が続出したと言ったり、
中でも「山本"反原発"太郎」議員は、
国会で出る弁当は「福島産」の材料を使ってるので食べないとか、
福島県の住人はすべて今すぐ避難させろとか、
「さぁさぁ他府県の皆さん、
『福島県民』をみんなで差別しましょうね」
そんな悪意しか溢れてこない言動を繰り返していた。
その結果、このわかりやすくもたちの悪い、
かつての「反原発の闘士」様たちは、
一同にして一様に鳴りを潜めてしまった…。
元よりこの連中は、福島県民を始めとする
あの痛ましき震災の被災者や被害者を救う気などなく、
「反原発」あるいは「反安倍自民」の
道具や燃料に使えればいい、そんな考えだけしか頭になく、
こんな事態が起こるなんてのは想定外だったのでしょう。
そしてだんまり…。
そしてスルー…。
ただそれじゃ困るんですよね…。
実際最近のあのニュースでも、
まさに21世紀の今に黄泉がえってしまった殺生石のような
存在してしまってるんですから。
だからこそこのネガティブな現象を、
ポジティブにとは言わないまでも、
アクティブにアグレッシブに捉えて、
事態解決のために動くべきだと思うのです。
状況が状況なだけに、
どうしても語弊感が拭えない言い方になりますが、
そこらを了承していただく前提で、
今回のこの福島の原発禍を好機と捉えるのです。
チャンスであり、
いい機会に巡り会えたと…。
未曾有の大震災でによる想定外のアクシデントで
万全を期していたはずの原子力発電所が
こともあろうかメルトダウンを起こしてしまった。
こんなこと、当然ことながら度々起こり得ないし、
また人為的に起こすことなんてできません。
暴論妄論を承知で、技術的なことを言うならば、
これと同様な事象を起こし得る可能性は
まったくのゼロじゃないでしょうけれど、
どう考えてもこんな事象を引き起こすことが
安全面・倫理面で許されるはずがありません。
理論上の可能性はあっても、
現実的には無理と言うものです。
しかし、不幸にもこの事象が起こってしまった。
ならば、これを科学者冥利にと考え、
もっともっと積極的にアプローチをして
よりいっそうの科学への進化に利用し、活用しなければ…
とかく、今までの原発事故関連の報道や情報を見聞きすれば、
「(危険なのに)危険じゃない。」
って言い張る、既得権益側で政府側御用達の
公務員科学者の官報と、
「(危険じゃないのに)危険だ!!」
と煽り立てる、アンチと自己顕示欲の強い、
自称科学者のプロパガンダ、
それのどっちかの声ばかりだけがデカくて
事実と結果のみしか信じちゃいけない
本当の「科学者」の声がまるで聞こえてこない。
だからこそもう、
隠蔽に明け暮れる政府側の労働も、
捏造に精を出すアンチ側の自己満足も排して、
純粋な「科学」によってのみ動く体制を作り出す時。
すなわち、あの痛恨の福島原子力発電所を中心に、
ここらあたりの地域を本当に「学術都市」化するのです。
悪名だけが生産される「原子力ムラ」ではなく
功名が花咲く「真・原子力村」を設立するのです。
原子力関連に特化した大学や研究所。
そしてそれに連なり、繋がる技術屋集団。
もちろん国の援助は必須だし、
民間の参入も基本制限なし。
当然グローバルに門戸を広げ、
世界規模のレベルで「原子力」に向き合う
「アトミック・ユニバーシティ」
ある程度の知識や常識は必須でしょうけれど、
いちばんはこの難関に立ち向かう勇気と覚悟。
それさえあれば、偉大なるノーベル賞受賞者だろうが、
変人扱いされてる町のおもしろ発明家だろうが関係なし。
危険ならその危険をとことんまで探り、見極める。
そしてその結果に基づいた安全神話なら
説得力も増すでしょうし、
そこから更なる原子力の解明が進むことにもなる。
科学は発展し続けてこその科学でしょう。
隠そうとしても隠しきれてない
グダグダな隠蔽工作をしているよりも、
暴く気も解決する気もなく、
自己満足のための捏造に騒ぐ茶番を続けるよりも、
まさに生産的で建設的なステージに
満を持して昇華する時なのでは?
「チャイナ・シンドローム」っていう言葉があって、
その反対側に在る(実際はちがいますが…)中国まで
ぽっかりと穴が空いてしまうっていう空想科学。
今、福島原子力発電所ではまさに
メルトスルーによって穴が空いている状態だそうで…。
チャイナ・シンドローム的に言えばこの場合、
「ブラジル・シンドローム」になるんでしょうね。
記憶に新しいリオオリンピックの閉会式で
安倍"マリオ"晋三首相があの土管を通って、
直通でブラジルに向かわれてました。
しかし原発絡みとなるとこの直通はシャレにならない。
某芸人さんのあのギャグが笑えなくなる話になります。
ただ僕のイメージとしては、
その日本版で黄泉の国が連想されます。
黄泉の国へと向かったがえらい目に合わされ
ほうほうの体で再びこの現世に帰ってくるってお話。
そんな日本神話に親しんだ僕としては、
ブラジルに続く空想科学よりかは
あの世への穴が開いたって方がしっくり来る。
で、その話のクライマックスで、
怒り狂って追いかけてくるイザナミが
こちらの現世に来れないように
イザナギが黄泉へと続く道への穴を塞ぐシーンがあります。
この時の穴を塞いだ石を「千引の石」と言い、
千人で引くほどの大きい石って意味があるそうですが、
それ以外でも「血引き」、
即ち生け贄で塞いだって言う
まさに血なまぐさいバージョン話もあるようで…。
今の世の中では、人身御供なんて言う
不条理で不合理な選択肢はさすがにありえません。
だからココはむしろ。
「"血"引き」ではなく
知恵で知識で知力で知性で、
まさに「"知"引きの意思」によって
あの黄泉へと続きかねない穴を塞ぐ方策が
急務じゃないでしょうか…。
あと、昔に他所で書いた
「原子力発電所と黄泉」を絡めた
おとぎばなし的なブログを良ければ…。