「北朝鮮」から核ミサイルが飛んでこようってのに、「反戦」「反核」運動家が騒いでいないのは何故?
国際社会の根拠のない楽観論を嘲笑うように
過日、「北朝鮮」による6回目の核実験が行われました。
で、この北朝鮮による「核実験」の一報で
少しばかり恐れていた事態は、
これを機に、電撃的にアメリカが北朝鮮に対して
軍事行動を起こしてしまうんじゃないかなって懸念。
今のトランプ大統領の置かれている状況を見れば
「そんなこと」ができるような可能性がないとも言えるし、
「そんなこと」をしでかしてしまいそうな可能性もある……
ま、現時点でそんな短絡的な行動を起こすってことはなく、
いきなり非日常の世界が始まる危険性は回避されたようです。
……されど、もはやアメリカの対北朝鮮への対応は
まさに万策が尽きつつあり、
「戦争を知らない子供たち」って"歌"すらも知らない、
今の大半の日本人を、かつてない恐怖へと導く
そんな悪夢な可能性がないとも言えないのも事実…。
ネット上の無責任な情報では、
今月20日が新月で、その闇夜に紛れて
アメリカ軍が北朝鮮への軍事行動を起こすのでは?
そんなものもあります…。
つまりは言ってみれば今は、
瀬戸際レベルで日本人の平和や安全を脅かされている
危機的状態であり非常事態だとも言えるわけです。
ところがどういったわけか、
もちろん「北朝鮮情勢」の報道はありますが、
どこぞのトランペッターが中学生をビンタしただの、
相変わらずの芸能人や有名人の不倫狩りだのが
ワイドショー報道のトップ項目…。
ま、かく言う僕自身も、
無知なのか麻痺なのかわかりませんが、
そんな「戦争」の脅威なんてのは殆ど感じていませんけども…。
ただ!!
どうしてもこの状況下において、
納得できない違和感ってのがありまして、
それは……
ちょっと前まで安倍政権による
【安保法】や【テロ等準備罪】の成立に際して、
国会前を始め、彼らが言う所では全国津々浦々で、
この瞬間にいったい何処で何をしているのでしょうか…?
かの法案が成立すれば安倍政権が即座に独裁化し、
あっという間にこの国を戦前の軍国主義に塗り替える。
そういった絶望的な状況に日本が直面しているなんて煽りを、
野党とマスコミと市民団体が
まさに三位一体で繰り広げていましたよね…。
そんな、
この上なく戦争を忌み嫌い、
この上なく平和を唱えていたはずの
あの人々は、なぜこのリアルな危機的状況で
目立ったアクションを起こさないのでしょうか…?
北朝鮮による「弾道ミサイル」や「核実験」なんて、
おかしな表現になりますが、一石二鳥的な
まさにもってこいの美味しい標的じゃないですか。
それなのに、
何故に、全国規模の「反戦集会」を開催しない!?
何故に、全国行脚な「反核パレード」で行進しない!?
何故に、主催者発表で10万人だ100万人だの動員数を数え上げ、
何故に、日本国中がそれ一色に染まってる様な報道をしない!?
おかしな話ですよね。
政治家だってそうですよ。
代表戦のゴタゴタと(ま、この状況でコレもおかしいのですが…)
やや左寄りから方向転換しようとしている民進党は
いささかおとなしく成らざるを得なかったようですが…
世界の何処かでアメリカの「オスプレイ」がトラブった時には、
これでもかってくらい前面に体を乗り出してきて
これでもかってくらいデカイ声でそれを糾弾するくせに
日本の近くや隣で「ミサイル」が落下したり
「核実験」が行われている今そこにある危機的状況には、
まぁ借りてきた猫のように静かなこと…静かなこと…。w
安倍政権批判やアメリカ非難の時は
我も我もでそのドヤ顔をアピールするくせに、
「北朝鮮」非難決議の場合は、
おとなしく一政治家のまま、そっと賛成票を出すだけ…。
こうなってくるともう気持ち悪いというよりか、
逆に潔いくらいのダブルスタンダードではありますが…、w
今回の「北朝鮮危機」でいみじくも浮き彫りになったのは、
ま、予想取りではありますが、
そんな人間ではなかったってことですね。
本当、今のこのタイミングで、
金輪際もう二度と「平和」なんて言葉を
語らないで頂きたいものです。