釜山港に帰るな!!
今年も相変わらず隣国の方々には
いろいろとネタ提供を期待できる感じですかね…。
良いのか悪いのかはわかりませんけども…。
タイトルにある『釜山港に帰るな』ってのは、
少しニュアンスがおかしくて、
日本側の立場ならば『釜山港に戻るな!!』が正解ですかね。
ま、これは元ネタありきなもので致し方ないのですが、
ある一定の年齢層より上の方なら、
おそらくご存知と思われる昔なつかしの歌謡曲から。
ノスタルジーになりますが、
あの頃は良かった…。
チョーヨンピルが『釜山港』に帰ったかと思えば、
今ほど韓国を近くに感じていなかったけど、
今よりは親近感があったかもしれない…。
少なくとも今ほどの嫌なイメージはなかった…。
ちょっと補足しておくと、
『釜山港に帰れ』は
古くから多くの歌手がカバーしている
韓国の歌謡曲。
ただ僕ら世代は「チョー・ヨンピル」って言う
あまり聞き慣れない名前に喰い付いたのか
彼の歌うこの歌が印象に残っていて、
おかげで韓国の都市名をあげろと言われれば、
ソウルに次いで出てくるのがこの釜山でしたね。
ま、その2つ以外はとんと出てこないんですが…。
そして『オジャパメン』
これは伝説のコント番組
『ダウンタウンのごっつええ感じ』内で
ごっつメンバーが謎のアイドルグループに扮して
当時でもちょっと古い感じのするポップ調のアイドルソングを
これでもかっていうくらいに弾けて歌っていた企画。
なかでもその歌の歌詞が
「何語やねん!!」って
ツッコミしか入れられないようなものでした。w
これも元歌は韓国のアイドルグループであった
『ソバンチャ』が歌っていた楽曲。
『ソバンチャ』は「消防車」の意味らしく、
『オジャパメン』の韓国での正式名は
『オジャパメ・イヤギ(昨夜の話)」とのこと。
その歌い出しが「オジャパメン」と聞こえるってことで
歌の名前もごっつメンバーが扮するアイドルグループ名も
「オジャパメン」になったみたいで…。w
本来の詩の内容(おそらくラブソング系…?)などさておき
ごっつメンバーが入れ代わり立ち代わり歌いつなげる
その歌詞の不思議さというか意味不明感がおもしろく
当時の子供達の耳に記憶に残った異邦の一曲です。
で、先程のツッコミのように
当時の僕は「何語」なのかがまるでわかりませんでした。
画面下に出る歌詞はカタカナで書かれてあり
あたかも魔法の呪文のような印象がありました。
では、もしこれが現代の話なら…?
ここまでネット環境が整い、
個人の得る情報量の多さも自由度もあの頃とは桁違い。
あっという間にこの曲に関しての
知りたいことも知りたくないことも入手できるでしょうね…。w
でも、そんな時代背景を差し置いたとしても、
もしあの『オジャパメン』が聞こえてきたならば、
多くの人はすぐに「韓国語」の歌って察しがつくのは…?
確信はもてなくとも、なんとなくそうかなってレベルほどは
容易に感じられると思いますよ。
それはおそらくは、
あの頃と比べて「韓国」と言うものが
近づいてきているからでしょうね。
ところが皮肉なことに
あの頃と比べて「親近感」の方が
目に見えて遠ざかってるという現状…。
長い前置きはここまでにして
では本題に…
さて現状の懸案なことは。
少女慰安婦像の問題でしょうね。
あんなの韓国側からしてみても
惨めで哀れな代償行為ですよ。
像にされたまま、政治的に感情的に陵辱され続ける
あの非存在少女の不幸もさることながら、
在りもしない日本の亡霊に怯えて
ひたすらシャドーボクシングをしている無駄で愚かな行為。
百歩譲って、あの少女慰安婦像に意味があったとすれば、
安倍首相が慰安婦問題に関して解決を謀ったことだけですよ。
支持率のそれなりの安定と共に、
野党のグダグダに助けられ、
いわゆる右にかなり傾いた層のご機嫌を
必要以上に伺わなくてもいい状況となり、
小さな画面的には日本が折れたような印象を受けるけど
大局的にはいろいろなメリットを有するであろう
あの面倒な慰安婦問題の解決にむけて一気呵成に動いた。
ところがところが、
あちらの一部の連中は「解決」なんて
まるで望んでいないんですよね。
「解決」されちゃ困るんですよ。
連中が求めているのは「永遠の継続」
日本側を悪の加害者と位置づけ続け、
韓国側を哀れな被害者で在り続けさせようとする。
ただそうはなるものかと、
今回の安倍政権は用意周到に外堀を埋めて、
少なくとも常識的な秩序と礼節を知るものならば、
いわゆるちゃぶ台返しができない環境を作った。
さらには矢継ぎ早に対韓国ではあまり見られなかった
強面というか、今までにそうはなかった厳しめの方策に出て、
言ってみれば、日本に食って掛かりながら、
それでいて甘えていた韓国政府関係者にも
ただならぬ緊張感が走ったようで…。
結果、レームダックどころか犬死に待ったなしの
朴槿恵政権は、かつての告げ口外交での
勇ましい鼻息もどこへやらで
困った時や弱った時特有の
「ここはお互い冷静になるべきだ。」って
弱腰の反応に出ました。
これは中国とかロシアとか、
はたまた日本の野党やそのシンパである
マスコミの常套手段ですよね…。
とは言えさすがに日本のマスコミも
この慰安婦像問題については、
そつのない日韓合意もさることながら、
ウィーン条約をはじめとする常識と礼節の基本的ところで
「それでも韓国は悪くない…」的な
少し前までのそんな論調も身を潜めていますね。
しかし日本からの追い風が吹かなくとも、
今の韓国はもう嵐の真っ只中。
いわゆる「コップの中の嵐」ではあるのですが…。
朴槿恵政権があんな感じなんで
次期大統領候補たちは軒並み
日韓合意の破棄や無効を叫んでるまさに無政府状態。
しかし死に体であろうが、ゾンビ化が進んでいようが
大統領は大統領なんですよ。
気に食わないからって言ってその発言や決定を
誰かが安易に覆す。
これが易姓革命の様にまるっきり違った政治体制になるような
とんでもないエポックメイキングな出来事ならまだしも、
それまでの様々なシステムを踏襲し、特権を享受しながら、
気に入らないものだけを排除する。
それこそが民主主義から一番かけ離れてることでしょう。
もし次期韓国大統領が、
この日韓合意をどうしても気に入らないっていうなら
自らのその政治的手腕で、慰安婦問題でも戦争補償問題でも
一から日本政府とかけあい、より良い(都合の良い?)
新たな合意を目指すのがスジってもんでしょ。
日韓合意の否定や破棄は
次期大統領の手柄でも名誉でもない。
ただの子どもじみた"ズル"ですよ。
だから今帰国してる外交官関係者を
安易に「釜山港」に帰らせでもしたら
慰安婦像の前で騒いだり
ネットの奥だけで叫んでるような
子どもたち(年齢不詳)は大喜びですよ。
「偉大な韓国国民の勝利だ!!」
「卑小な小細工を弄した日本人が愚かさに気づいた!!」
さらには反日政治家のみならず、
反日次期韓国大統領までが口をそろえて叫び出しますよ。
ここは「大人の判断」とか「現場の声を鑑みて」なんて
覚めた見解なんかで妥協することなく、
腰を落ち着けてじっくりと、
それでいて熱く熱く戦って行かないと…。
そして、「熱くなる」って事と、
「頭に血がのぼる」って事の違いを
隣国の国家レベルでの学級崩壊児童たちに
教えてあげなけらば…ね。